数日前にみた夢の記憶。
大戦中のドイツ。
隠れ家の中でアンネフランクのように
共同生活をしている少女がいる。
隠れ家にナチス党員たちが入ってきた。
少女は隠れ戸棚の中に隠れていた。
他の人は皆、自分の家族も殺された。
匿っていたドイツ人一家も殺された。
ナチス党員が出ていって、死体となった
家族やついさっきまでいっしょに生活をしていた人を
みながら、頭の中がパニックで真っ白になった少女が
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と意味もなく繰り返す。
現代の日本に場面が変わって、
枝野官房長官や学者たちがだいじょうぶ、問題ないと
繰り返している。
それをきいて、福島の人をはじめ関東の人たちも
ほとんどが不安を抱きながらもその地で生活を続けている。
数年後の海外の心理学の本に
日本の福島原発の対応が例として出ている。
人は対応しきれないカタストロフィに出くわすと、
逆に処理能力を失い、だいじょうぶ、なんとかなる、と
思い込もうとしてしまうとあって、
そうした症状にXX症候群という名前もついていた。
だいじょうぶという言葉を信じて、
避難しそびれて親しい人を失った人、
数年後に発症して病苦と戦っている人たちは
「なんだ、異常な精神状態だったのか。
だから焼け石に水みたいなことをしていたりしてたのか」
と涙も出ない泣き笑いをして絶望していた。
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