こんな夢を観ました。
仕事を探していたら、2人の友人が「人を探してるんだけど」と
いい仕事を紹介してくれました。
一つは東大医学部の実験助手でした。
時給は878円で9時から5時までフル勤務。
仕事の内容は、動物実験でした。
ハムスター、ハツカネズミ、モルモット、犬、猫、猿、ウサギに
癌細胞を注射して、それから毎日癌細胞がどう大きくなるのかと
病状の観察記録をつけてほしいと言われました。
東大医学部の助手という肩書きはなかなか魅力的ですが、
時給のわりに仕事内容がいやで、したくないことです。
もうひとつは銀座の高級クラブの仕事でした。
時給8000円で夕方5時に入ればよくて、ヘアメイクなど
一切専属の美容師さんがしてくれて、高価なドレスや着物を着て、
キスすらしないでお酒の相手を優雅にしてお客さんの話を
にこやかに聞いていればいいそうです。
わたしは悩んでしまいました。
そして
「もしわたしがもう少し頭がよくなかったら、迷わずクラブの
ホステスを選ぶだろう。
また、もしわたしがもう少しルックスが悪かったら、
東大の助手しか選びようがないだろう。」
なんだかぜいたくな悩みみたいですが、2人の申し分のない
男性に求婚されて死んでしまった伊勢物語の女のように苦しみました。
変な表現ですが、夢の中でそう思ったのです。
でも、わたしは東大助手を選びませんでした。
研究室でのんびりしてるときに、
「あ、暇ならちょっと地下のプールに浮いてる死体洗いしてよ」
とか言われると、動物に癌細胞植えつけて観察する仕事に加えて
さらにつらくなりそうだったからです。
お友達は
「もったいない、ほんとにいいんですか?あなたよりすごい頭脳を
持ってる人でもなかなか手に入らない肩書きですよ!」
と言ったけれど、別に頭悪くてもいいから、楽しい仕事がしたいと思いました。
すごい頭脳ゆえに宇宙に孤独に飛ばされて爆発したり、癌細胞とか
放射能で被爆とか、しんどい仕事をするなら、学歴も頭脳もなくて
いいから、お花屋さんとか土いじりでも楽しいほうがいいです。
偏差値が高すぎて仕事や肩書きを限定される人は逆に馬鹿だと
思ってるところで目が覚めました。
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