夢の中でわたしはエスカレーター式の名門進学校の中等部に通う娘を持っていました。
成績は上位、お友達に囲まれ楽しそうにしていて、もうこのままこの高校にあがって
卒業すれば後は留学しても国内の大学にいっても、もし音楽や絵などのアートの
才能があれば、それを生かして好き勝手なことをしてももう安心と思っていました。
ところが娘が突然泣きじゃくって
「学校をやめる。地元の公立でいいから、あの学校には行きたくない。
明日から学校に行かない。」
というのです。
子供の世界は今日仲良しグループで或る別の子をいじめてても、明日はそれが
自分になることも考えられます。
いじめがあったのかときくとそうではないと答えます。
がんとして学校にいかないといってるので、とりあえずいま通っている学校は休学にして、
2ヶ月くらい近所の公立に通わせて、やっぱりあの学校がいいと思ったら戻そうか、
そう思って調べましたが、どうやら転勤による引越し以外で他校に行くと戻っては
これないようです。
そのうちに娘が口を開きました。
「数学でね、0点とっちゃったの。もう内部進学できない。」
娘の学校の数学はたしかにかなり難問です。
でもわたしは文系に進んだとはいえ、かつて全国模試などで数学は上位4,5位にまで
はいったこともあって、ちょっと勉強すればかなりの難問でもまだなんとかなりそうです。
「ママが教えてあげられるからママといっしょに勉強しよう。
先生には追試してもらえるか、レポートかなにかで済まないかきいてあげる。
いままで成績上位だったし、このテスト1回だけでもう進学できないなんてことは
まずないから。」
でも返ってきた娘の言葉は
「くそばばあ。
うちの学校を出たわけでもないのにしったかすんな。
0点を1回でもとったら無理なんだよ。
先輩のXXちゃんも学年2位とか取ってたけど、1回テスト失敗したから、内進は
無理で、他校にいくんだよ。ばーか。」
唖然としながら、幸せってなんてかんたんに壊れるのだろうと思いつつ、大学の先輩で、
子供の学校のことで悩んでいた人を思い出しました。
いや、悩んでいるより、まずはどうするかだ。
自分自身なら先生に相談して追試か課題を出してもらって、猛勉強して切り抜ける。
でもその気がなくてかたくなになっちゃってる人を動かすのってなんて難しいんだろう。
そううろたえてるところで目が覚めました。
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