怖い夢を見ました。
人を殺して刑務所を出たばかりの男性が求人広告を見て、
足立区の小さな印刷会社を訪ねてきました。
男性は大沢と名乗りました。
若いうちにかなり非情な惨殺事件を起こして、人々を震撼させていました。
「せっかくやりなおしたいのに、どこも採ってくれません。
ここでだめなら死ぬしかない。お願いします。」
そう言われて、でも雇い人に主人が殺される事件も多いので
社長は断りたかったところ、
「母ちゃんが毎日泣いているので、安心させてやりたい。
更生して真人間になりたい。」
というので信用して雇う決意をしました。
工場では5,6人の印刷工や営業と経理事務の女性が働いていました。
大沢は印刷工見習いで雇うことになりました。
工場の中には悪いことに大沢を誘いそうな人もいたので、
皆には大沢が刑務所帰りなこと、人を殺したことは内緒にしておいて、
自分だけが知ってることにしようと、社長が大沢に話しました。
でも、いいのは面接と勤務初日だけでした。
ドアの向こうで大きな声で自分の事件のあらましを
得意がって若い印刷工に話して、
「だから俺をなめんじゃないぞ。
お前ひとりくらい簡単に殺せるし、お前の家を突き止めて、
一家全員焼き殺すくらい簡単にできるんだからな。」
そう言っているのが聞こえて、いやな胸騒ぎがしました。
大沢を試用で雇ってまもなくのある夜、工場とつながっている自宅の
廊下を社長が歩いていたところ、後から紐で首をしめられました。
声が聞こえます。
「俺、こっちやってるからよ、工場のほう行って金持ってきて。」
大沢の声です。
「経理のばばあの机の一番上の引き出しに金庫の鍵が入ってるよ。」
声と足音から察するに、昔の友人数人と来たようです。
大沢が社長に向かって言いました。
「俺なんか信用するからこういう目に遭うんだよ。
生まれ変わったらもうちょっと気をつけてな。」
そうして嗤いながらもっと強く紐を締め付けました。
「悪いけど、あんたのあと、あんたの母ちゃんとガキ殺して、
この家、火つけさせてもらうから。
俺を雇った証拠隠滅しとかないとな。」
場面変わってベトナムです。
ベトナム戦争中のようです。
ひとりのベトナムの少女が半死で苦しんでいる米兵に水をやり、
肩に背負ってひきずって帰って、介抱してやることにしました。
米兵は2日後には動けるようになりました。
そして少女をレイプして銃殺しました。
血がどくどくと流れながら少女が「なぜ?」と声にならない声でいうと、
米兵は「これが戦争だろ」と履き捨てるように言って
自分の部署に戻るところで目が醒めました。
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