見知らぬ年老いた男性が枕元に現れて、 これから旅に出るので、身支度をお願いしたい、という。
笠と草鞋と道中着が必要です。 それに途中、舟で渡るので舟代のご用意を お願いしたいです。
彼の背後には病院の空っぽになったベッドが見えた。 右足の義足が残っていたので 右足を切断した人のようだった。
目が覚めて、舟代がないホームレスが亡くなったら、 あるいは無一文で樹海などで亡くなった人たちは あちらに渡れるのだろうか、と思った。
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