英語塾

こんな夢を見た。

田舎町で、古くからの美容院をやっている５，６０代の女性がいた。
美容院は「かみーさん」という感じの店だ。
美容院を終えた後、夕方からは椅子などを動かして
スペースを作って、
ドアの外でもう数人待っている小学生を入れて、
英語塾をしていた。

英語の発音はvもfもthもできてない。
イントネーションも外国でまったく通じないレベルだ。
文法も和製英語だけれど、親に英語を習えといわれて
小太りの男の子たちが習っていた。
月謝袋によると週１回月１万円らしい。
両親共に八百屋や魚屋をしていて、
子供は学問をつけさせたいと思って
通わせてるらしかった。
ここでこんな勉強を何年やっても無駄だろう。
店に来た外国人にお釣りの説明すらできるように
ならないと思う。

同じお金でネイティブから使える英語を
習わせればいいのにと思ったけれど、
両親はきっとそれを思いつかないのだろう。

親がなけなしのお金を出して
子供に教育を与えてると夢を見ていると思うと
お腹の辺りがどうにもやるせない痛みを感じた。
もっとこの子達に正しい教育を与えられる
社会がほしい、そう思った。


目が覚めてから、思った。
大卒の英語教師志望者に留学させて
税金を使うよりは、
英語教育法を修得した帰国子女やネイティブによる
使える英語を学ばせたほうがいいのではないか。
おそらく既成のシステムや既得権、
国内雇用のニーズが邪魔をするのだろう。
でも語学はオーラルはネイティブに限る。
日本人には読解や文法を教えさせれば雇用は解決する。