山部赤人

山部赤人に逢った夢を見ました。

駿河の国で富士山を「不尽の山」と詠んでいました。
おおらかで欲のない、ひたすら歌が好きで、
大君と神様に忠実な実直な人で、
のんびり海を漁師たちの舟が朝日の中を出て行くのなどを
いっしょに愛でました。


山部赤人っていままで意識したことがありませんでしたが、
「赤人」という名前は天狗が赤い人なのと同じで
神とかかわっていることを表わす名前なのでしょうか。

目が覚めてから歌を調べたら、人柄の出ている
おおらかな歌が多くて、いい歌詠みを知ったと思いました。

紀貫之が『古今和歌集』「仮名序」にて
　「人まろはあかひとがかみにたたむことかたく
　　あか人は人まろがしもにたたむことかたくなむありける」
と褒めているので、夢の中で素敵な人に
逢わせていただいたなとご縁をありがたく思いました。

山部赤人の歌
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/poet/akahito.html
0318: 田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける
0361: 秋風の寒き朝明を佐農の岡越ゆらむ君に衣貸さましを
1006: 神代より吉野の宮にあり通ひ高知らせるは山川をよみ