昨日見た夢。
1日経っても、何か心にひっかかって残っているので
書き留めておきます。
夢の中で、両国の回向院の門を出るときに
呼び止める声がしました。
飢饉で年貢が必要なだけ用意できないので、
陳情したら処刑されたという百姓の男性の幽霊でした。
家族全員、村全体で切り詰めるだけ切り詰めて、
風邪をひいても、力仕事をするにも十分な体力がないくらい
食べるものがなくて、
あれこれ切り詰めてもどうにもならないから、
相談に行ったら、長い時間待たされて、
死刑といわれて、磔。
自分が死んで、せめて家族や村が生活苦から解放されるならいいけれど、
何の変化もなし。
どうにもやりきれなくて、
死んでも死にきれない。
せめて無念さを聞いてほしい。
なぜ両国で飢饉と関係ある夢なんだろう?と思って、
調べてみたところ、現在の隅田川花火大会の元である両国花火は
「1732年(享保17年)に起こった全国的な大飢饉(いわゆる享保の大飢饉)や
江戸におけるコレラの流行を受けて、八代将軍徳川吉宗が
死者の弔いと悪病退散を願って両国にて水神祭と施餓鬼を行った。
この際に花火を打ち上げて川開きを同時に行ったことが両国花火大会の
始まりといわれている。1733年(享保18年)5月のことであった。」
とwikipediaにありました。
当時の惨状を観じて、思わず手を合わせました。
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