エジプトの夢をみた。
冷たく、幾何学的に四角張った石室の中で
わたしはミイラの棺を開け、包帯を丁寧にほどいた。
何重にも撒かれて体液で固まっていた包帯は
解くのがたいへんだった。
ミイラなのだけれど、生前にどれほど筋骨たくましく
胸板厚く、立派で美しい体躯の持ち主だったかがわかる。
やっと顔がみえた。
獅子の顔だった。
たてがみも美しい。
とても神々しく、高貴なものだった。
目が覚めて、頭が獅子のエジプトの神を調べてみたら、
マヘス (Maahes)がそうだった。
戦争の神(軍神マルスと名前が似ているが、関係はあるだろうか?)であり、
天候の神。
母系制とアメン高司祭の保護を司る神だ。
最近のコメント