夢の中で、わたしは聴力のない少女に踊りを教えてくださいと言われました。
バレエ的な振付をして踊らせてほしいということでした。
音楽が聞こえない人にどう音をわかってもらって、音にあった動きをしてもらうか。
いろいろ考えて、わたしは音楽を決めて、普通に振付を作って、
それから彼女に音のはじまりを合図し、
そこから隻手で彼女の腕にリズムを叩いて教えながら、
動いて見せました。
そして彼女にもそれを真似て拍に合わせて踊ってもらいました。
ふと、わたしは禅の「隻手音声」の公案を思い出しました。
あの公案の答えはおそらく片手だと音はない、というものなのでしょうが、
片手で知らせる音もある、そんなことを思いました。
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