真っ赤な石、真っ白い灰、
人々が逃げ惑う。
最近、神様が宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」の
話を何度かしてらしたので、
そのせいでこんな夢を見ただけかもしれないけれど
記録しておく。
夢の中で、久しぶりにYOUYA先生のレッスンを受けた。
YOUYA先生のダンスはほんとに美しくて素晴らしい。
来てよかった。
ほんとにいい先生だ。
そう思って楽しくレッスンを受けていたら、
神様が2012年に太陽を賛美する舞踊を踊るのは、
YOUYAさんの振り付けがいいね、とおっしゃった。
わたしはそれはとても素晴らしいけれど、
わたし自身がそれにふさわしいだけの技量がないし、
振り付け料はきっと高額で払えないだろう、
でも神様の希望は望むようにしたい、
どうしたらいいんだろうかと
悩んでいるところで目が覚めた。
こんな夢をみた。
長い日照り、猛暑の後の恵みの雨だと思った。
雨は青山のような小山の上のほうまで波打つような
大雨だった。
でも恵みとばかりは言えなかった。
長い日照りの後なので、酸性がとても強い雨だった。
まだ人々は気づかない。
日本の各所で酸性雨の被害がこれから出始める。
ブナは枯れ、木が育ちにくくなり、
魚は死に、貝も甲殻類も海草も減っていき、
コンクリートが侵食されていくのが見える。
酸性雨なんて言葉は頭の片隅にもなさそうな
街を走る車の列を見ながら、
酸性雨はいつもっと深刻な問題になって
皆がそれぞれできることをしだすのだろうと
思っているところで目が覚めた。
2010.09.10
漫画に出てきそうな貧相な風袋で後頭部まで禿げ上がった
おじさんが酔ってもないのにご機嫌で千鳥足で歩いていた。
通りすがりのわたしに話しかけてきて、
あまりちゃんと相手をしてないのに
後をついてくる。
わたしたちは大きな川にかかる橋の上を歩いていた。
下には大きなボートがあって、凄みのある黒人が
乗っていた。
知らない人に渡されたと言って、ピストルを持っていた。
「本物じゃないだろうけどね、
いま時のモデルガンはたいしたもんだね」
そう言って、浮かれながら下の川に何発か撃った。
すごい音はしたけれど、空砲だったみたいで
怪我人などは出なかったようだ。
ボートの上の黒人が見上げて、おじさんをにらみつけ、
ボートを川岸に停めるよう指示して、
降りて来いと指で合図をした。
周囲は人だかりになった。
おじさんはどうしていいかわからないようで
当惑した顔をしたまま、突っ立っていて、
橋の下に降りようとも、逃げようともしない。
わたしはあせって、とっさに大きな声で言った。
「逃げたら?」
おじさんは1,2歩逃げようとして、
わたしに背を向けて、
また立ち止まって、
それからピストルをこめかみに当てて、
撃って倒れた。
一瞬、死んだ振りをするつもりなのかと思ったら、
この弾は実弾だったみたいだ。
見る見るうちにあたりには大量の血が流れてた。
わたしは「安楽死」はありだなと思った。
あの黒人にさんざん殴られて蹴られて、
吊るされてリンチされてから足を縛られて
海に投げ込まれたりすることを考えたら、
痛みは一瞬で死んだほうがいい。
でもまた考えた。
これはほんとうに自殺だったのだろうか?
弾が入ってないと思って、愚かだと思うけれど
実は死んだ振りをするつもりなだけだったのではないか?
大量の血をみているところで目が覚めた。
しばらく前にも目の前で人に死なれた夢をみているので、
関連があるかもしれない。
ないかもしれない。
夢の中で関羽に逢った。
彼は曹操の元で虜になっていた。
虜と言ってもご馳走を振舞われ、自由に動けて、
丁重にもてなされていた。
関羽は曹操にたいして、敬愛の念を抱いていた。
大国の主であり、武術に優れ、学問も超一流の人物であり、
敵国蜀の主要人物である関羽を捕らえても
殺そうともせず、同じ武術と学問を愛する同士として
敬意を持ってもてなしてくれるこの寛大で美しい漢。
曹操と戦に出るのは楽しかった。
けれども、関羽は劉備の危機と知って、
止める曹操の僕たちを殺して
劉備の元にはせ参じた。
それは、劉備とは血の兄弟の杯を交わした間柄で
自分の主君であって、劉備もまた
血の杯を交わした2人を大事にしている
絆が大きかった。
関羽が決して曹操を軽んじているわけでは
なかった、という夢。
目が覚めて、それはあるなあと改めて思った。
きっと孔明も劉備への忠誠心があるから
蜀のために尽くしたのだろう。
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