オズの魔法使いの色鮮やかな世界の中。
竜巻が起こって去っていく。
ぼろぼろに壊れたカカシマンとブリキマンの残骸がある。
「え?ええーっっっ??? 死んじゃうの?もうお話できないの?」
竜巻の後守ってくれたり、助けてくれたり、ともに行けると思ってた存在が
あっけなく死んでしまって呆然。
絵本のようにきれいで悲壮感はなかったのだけれど、
何もなければいいなと心配な夢。
オズの魔法使いの色鮮やかな世界の中。
竜巻が起こって去っていく。
ぼろぼろに壊れたカカシマンとブリキマンの残骸がある。
「え?ええーっっっ??? 死んじゃうの?もうお話できないの?」
竜巻の後守ってくれたり、助けてくれたり、ともに行けると思ってた存在が
あっけなく死んでしまって呆然。
絵本のようにきれいで悲壮感はなかったのだけれど、
何もなければいいなと心配な夢。
なんか悲しくてやりきれない夢を見た。
時代は江戸時代、両親がいなくて、中学生くらいの兄と5つくらいの妹が
親戚のおばさんの家に住まわせてもらってた。
その家のおばさんはだれの着物の柄がどうとか、だれは足の形が悪いとか、
人の欠点を探してただただ文句しか言わないタイプの人だった。
このおばさんが兄に妹のことを年中悪く言う。
「あのおかっぱ髪、もうちょっと前髪を切ればいいのに。うっとうしい。」
「目が大きすぎる。一重で細い切れ長の目のほうがよかった。」
「着物の色がくすんでる。普通、この年齢ならもっと明るい色がいい。」
他の人なら何も言わないようなことを連日しつこくくどくどと文句を言う。
或る日、兄が「わかりました。僕がしかっておきます。」
そういって、妹を連れて納戸に入った。
おかみさんは「怒られるぞ、ざまあみろ」とほくそえんでいやらしい腐りきった人間の
笑い方をした。
わたしは第三者、あるいは彼らからは見えない観客として一部始終をみていた。
兄がどう妹を叱るのかを見に納戸に入った。
「おばさんに何を言われても気にするな」
そう言うのだと想像した。
納戸にはいってみたものは、
いやがって苦しんでもがきあがく妹の首に縄をくくって、
自分の力では締め切れずに、天井からてこのように縄を吊るして
自分の体重で妹を締めた縄をひっぱりあげて
泣きながら妹を殺す兄の姿だった。
妹は涙と口から胃液を出して、あがく。
「ごめん。お兄ちゃんもいっしょにいくからな。」
そういうと、妹をくくった縄を金具にくくりつけて、
今度は自分用の縄を天井から吊るして、
妹のすぐ横で自分も首をつった。
なぜあんなくだらないおばさんのいちゃもんにそこまで反応するの?
なぜ無視しないの?
なんだかとてももどかしくて不条理で悲しかった。
そこで目が覚めた。
意味不明なんだけど、なんか暗示してるのか、意味あるのかな???と
頭を悩ませる夢をみました。
夢の中に白髪で長い髭の優しそうな老人が出てきて、
幼稚園かどこかで「むすんでひらいて」を歌ってるのをみて、
「あれは以前は賛美歌で、軍歌で、もともとはオペラの曲でした。
あなたも知っているフランスの啓蒙思想家、ジャン・ジャック・ルソーの
作曲した作品で初演はルイ15世の御前演奏でしたよ。」
小さな子供たちが手をあげたりして一所懸命お遊戯してる。
むすんで ひらいて 手を打って むすんで
また開いて 手を打って その手を上に飛行機ぶんぶん 飛行機ぶんぶん
飛行機ぶんぶん 飛んでいるお日さま きらきら お日さま きらきら
お日さま きらきら 光ってる
目が覚めてすぐに「むすんでひらいて」を検索してみました。
夢の中で老人が言ったとおりだったので
適当にいろんなことをつなげてるわけじゃなくて、
意味がある夢なのかなとびっくり。
ドストエフスキーの「悪霊」を読んだせいか、面白い夢をみた。
ジョンレノンとお話をした。
ジョンはいたずらっ子なので、世界中の人が自分のトリックにひっかかったのを
とても面白がって謎解きしてくれた。
Imagine there is no heaven ってのはね、
天国なんかないんだってことを考えてみろよ
って意味なんだよ
No hell below us ってのはね、
僕たちの下に地獄などない・・・なんだけど、
なんでみんなポジティブに取るんだろね。
どこにも地獄がないんじゃなくて、地獄はまさに此処なのに。
Above us only sky
僕たちの上には空があるだけ。
蜘蛛の糸をたらしてくれるお釈迦様も、見守ってくれる天の神様もいやしない。
Imagine all the people livin' for today ってのは、
みんな即物的に生きてて、明日のことなど考えやしない。
過去の反省もしやしない。
今日だけのために生きてやがるぜ!
キリギリスどもめ!
ってね、人間を揶揄した表現なんだよ。
おおーーーー!
コペルニクス的転回な解釈だなあ!
さすがはアイロニストなジョンだけのことはあって、
Imagine、甘ちゃんなロマンチストの夢じゃなくて奥が深かったのか!
と感心してるところで目が覚めましたが、目が覚めて改めて考えてみても
面白かったので日記に書きました。(今昔物語みたいな終わり方だ)
学生時代に、どこからどう見てもパーフェクトにわたしの理想な女性が
友人にいた。
学生時代なんて、まだ若くて美しくて、どんなにかわいい子だって
身の程知らずだったり、きつい面があったり、裏表があったりなにかあるもの。
だけど、彼女にはまるでそういうものがなかった。
大和撫子ときいて、人が連想するどんなに美しく理想的な女性も
ぜったいに彼女には及ばないとまで思っている。
だって、彼女を経験しないと、あそこまでゆかしい女性がいるなんて
誰も知らないから。
その彼女の夢をみた。
にぎやかなライブハウスで、わたしは後ろのほうの席にいた。
前のほうにメンズエッグのモデルみたいな男性がいて、大きな口をあけて、
顔いっぱいで笑っていた。
休憩のときに、その男性のところに女性がきて、頭を下げて隣に座ろうとした。
それが学生時代の友人だった。
もう連絡も取れず、一生会えないと思ってたので、目を疑ったけれど、
そこにいるのはまぎれもない彼女だ。
「こんどうさゆりさん!なぜここに?」
と、周囲の人がみな振り返って、
「こんどうじゃないよ~。
XXさんだよ!」
「こんどうは旧姓で、結婚していまはXXになったんだよ!」
と言う。
「そそ、僕と同じ苗字なの」
とメンズエッグのモデルみたいな男性がにこにこして振り返って言った。
「義理の弟さんかなにかですか?」
大和撫子の彼女の横にはなんとなく和服が似合う、国家公務員系の
堅そうな男性を想像した。
「ちがうよぉ。僕の嫁さん!」
さゆりさんは顔を赤らめている。
びっくりしたけれど、それはこの上も無い、とても素晴らしい選択だと感じた。
こんな控えめで慎ましやかな大和撫子が、絵になる和風な男性とくっついたら、
「お茶をもってきなさい」
などと指図されたりして、一生思うように生活できないのではないか。
この男性ならきっと「お茶飲みたいね、咽喉渇いちゃった。」
といって、彼女の分まで煎れてくれるだろう。
それはお茶だけじゃなくて、生活や人生のいろんな面で違ってくる。
この博多人形みたいに美しくしとやかで大人しい女性が
この男性の横で幸せそうに、まだ娘のように生きていることが嬉しくなり、
彼女の選択に敬意を感じて、ますます彼女が好きになった。
そんな夢だった。
実際のさゆりさんは大学で一つ年上の同じ学校の学生さんと付き合いだしたまでは
知っていたけれど、その後連絡が途絶えてしまった。
幸せだろうか。
ほんとうにもう一度逢いたい。
素敵な夢を見た。
いままで見た中でベスト10に入る夢かも。
スーパーの中、
店員同士が客があまりこない乾物の棚のところで
いそいでkiss&hugする。
工事現場のクレーン車の中、
作業員同士がクレーンを動かしながら、
いそいでkiss&hugする。
ビルのエレベーターの中、
大勢乗ってたのにだんだんと人が減り、2人になったとたんに
いそいでkiss&hugする。
ほんとはもっと下の階なのに2人きりになれるまで上の階のボタンを
押し続けてた。
ゴミ処理場で
ゴミ仕分けの仕事をしながら、親方がいなくなったとたん、
いそいでkiss&hugする。
赤や緑の川、真っ黒な空、煙、汚れた街。
アンドロイドがkiss&hugする。
ハイジャックされた飛行機の中、
もしかしたら殺されるかもしれない、どこにいくかわからないけれど、
ハイジャッカーの目を盗んでkiss&hugする。
強制収容所の中、何年も会っていない大切な人の姿を思い出して、
心の中でkiss&hugする。
病院の死体安置室の中、
たったいま死んだ大切な人に最後のkiss&hugをする。
さんざん介護でへとへとになってもうんざりしたり嫌いにならなかった。
場所はどこでも、どんなに貧しくても、
もう1人いるってとても幸せなことなんだ、
たった一人でペニンシュラホテルの最上客室に泊まるより
ずっと幸せなんだって見てて思った夢だった。
夢の中でわたしはタイのお寺にいました。
目の前に大きな金箔の観音像があります。
その観音像は股のところから血が流れて、目には涙を溜めていました。
血をぬぐってあげようとしたら、
ぬぐわないで、そのままにしてください。
あの少女があなたにも見えるでしょう。
あの子の痛みを少し分ちてあげてるのですから。
と言われて、観音像がみているものがわたしにも見えました。
小さな村のまだ7,8歳くらいの女の子が人買いに連れて行かれています。
びっくりするほどのとても安いお金でその子は両親に売られました。
現代の話です。
その少女は水も食事もろくにもらえず、空腹と渇きで頭が朦朧としていました。
さんざん殴られたりして怖くて抵抗できなくなったあと、客を取る準備のために
少女は膣に毒性の強い麻痺薬を塗られ、無理やり犯されました。
まだ小さな少女なので処女だからではなく内臓が裂けたような
たいへんな量の出血です。
ああ、観音さまはこの痛みを分かち合ってあげてたのかと思いました。
少女は裂けて出血したまま、客をどんどん取らされました。
そして何年か経って・・・といっても日本ならまだ小学生の年齢で
少女は全身に黒い斑点が出てきて、そこから膿が出ました。
食事ももらえなくなり、少女はごみ袋に入れられて、
ごみ収集車に乗せられて、ゴミ集積場に捨てられました。
少女はお母さんに逢いたくて、わずかな力を振り絞って
ゴミ袋を破って、ゴミの中から外に出ました。
村の名前を覚えていたので、村に戻ろうと思いました。
途中の道や村で石を投げられて、「死ね」「出て行け」と言われましたが
お母さんのところについたら、やさしく抱いて暖かい胸の中で
くつろげるからそれまでの辛抱と思って、
足の皮がむけても、ふらふらになりながらも
お母さんのところに戻ろうとしました。
やっと村にたどりついて、懐かしいわが家に戻りました。
お母さんは赤ちゃんをおぶって、洗濯物を干していました。
お母さんの姿を見ると泣けてきて、力をふりしぼって
走ってお母さんにしがみつきました。
お母さんは悲鳴をあげて、少女を蹴飛ばしました。
お父さんや近所の人が来て、娘だとわかると
しばらく相談しました。
それから、お母さんがきて、
「汚れてるから、身体をきれいにしようね」
といって、油をかけました。
お父さんが火をつけて、少女は燃えました。
少女を買った人の半分以上は日本人でした。
そうして彼女の客は日本に帰ってくると普通に生活している人なのです。
日本はエイズ天国となりつつあるところも見せられて、
怖いと思ったところで目が覚めました。
そういえば吉良上野介の首ってどうしたのかなと
夢の中で想像しました。
浅野内匠頭も墓前に憎い男の首を捧げられたときは満足でも、
もしそのまま墓前に首をお供えして置いていって、四十七士が処刑されて
そのまま蛆がわいたり、腐乱したりして、墓を汚してたら、
自分の憎い者の体液で自分の墓が汚れるのもいやだろうと思いました。
いや、四十七士が普通に首を切ってそのまま墓前にお供えしておしまいだろうか。
「こやつのせいで、わしら死刑でござる」
などといって、なぐったり叩いたり、踏んづけたりくらいはしたのだろうか。
武士はそんなはしたないことをしなかったのだろうか。
逆に蹴鞠にしたりしてもてあそんだりしたのだろうか。
そんなことを考えた。
吉良の首はだれが引き取ったのだろう。
お寺の小僧か誰かが吉良家にもっていったのだろうか。
その男ひとりのせいで自分たちの人生が台無しにされて、
全員処刑確実となったら、その男の首をどう扱うのだろう。
そんなことを夢の中で考えたけれど、目が覚めても
言われてみれば首をどうしたのかと気になったので、
日記に書きとめておきます。
怖くて悲しい夢を見ました。
「お嬢ちゃん、あんたは助かる。
助かる方法をおじさんが教えてあげよう。
列が動いて、あそこにいるおばさんに近づいたら、
あの怖い顔をしたおばさんに
『ママ、ママ、優しいママ、大好き』
と抱きつくんだ。
お母さんは助けてやれないが、あんたはそれで助かる。
1人でもがんばって生きなさい。」
前にいた穏やかな顔の見知らぬ老人にそう言われました。
パパを殺して、もうじきママを殺す人に優しいとか大好きとか言うの?
それはとてもくやしい。
そうまでしてわたしも殺される側だったら悔やんでも悔やみきれない。
「やりなさい。」
悔しくて出来そうにない。
そうすればあのばばあは自分の子供を思い出して、わたしに情が移るかもしれない。
それでわたしは生きられるのかもしれないけれど。
アウシュヴィッツ強制収容所。
わたしはユダヤ人の少女で家族とともに亡命に失敗してここに連れてこられました。
髪を切られて1列に並ばされていて、列の先では「選別」というゲームをやっていました。
外で待機するグループと、シャワーのない「シャワー室」に送り込まれる人たちとがいて、
父と叔父がシャワー室行きになったのが子供のわたしにもわかって、
悔しさと悲しさと疲労と死や処刑の恐怖でぼろぼろになってるときでした。
わたしはやりました。
少し前の母と2人の子のグループが、どちらかひとりだけ子供を
生かしてやろう。
お前はどちらを生かすように選ぶ?どちらを死刑にしたい?
って選択を強いられてるのを見たから。
せつない夢を見ました。
子供の頃両親に虐待され、学校ではいい成績を修めながらどうせいいところに
進学などしないだろうと勝手に先生たちに思われて、実力に見合った学校に
進学させてももらえず、就職も恋愛もずっとそんな感じで何十年も耐えてきた女性の
年老いてからの数日の夢でした。
彼女はどんなにつらいことがあっても泣きませんでした。
泣いてもすぐにまた元通りの日常に戻って生きてきました。
年老いて、ときおり持病のために大学病院に通うことになりました。
彼女が入り口の自動ドアを通ると、なぜかいつもエレベーターが
ドアを開いて彼女が乗るのを待っています。
真正面にはご年配の男性がひとり、警備係か守衛なのでしょうか、
いました。
「あの人、患者の姿を見るとエレベーターのボタンを押して
患者がすぐ乗れるようにしてくれてるんだわ。」
日本ではレディファーストは29歳まで、と彼女は若い頃に考えました。
もうとっくにレディ扱いされず、若い金髪の男の子は
「ばばあ、どけよ」
とよろよろと歩く彼女を突き飛ばして勢いよく走っていくのが常です。
だから、彼女の姿を見たらエレベーターを1階に呼んでドアをあけてくれる、
ただそれだけの無言のやさしさがとても心に沁みたのです。
彼女にはかわいがっていた子犬がいましたが、年老いて散歩や
世話を毎日できる自信がなくなった頃、近所の人が勝手に
保健所を呼んでしまいました。
このときはあまりのひどさに泣きました。
でも数日で心に痛みを抱えながら普通に振舞うようになりました。
ある日、守衛さんが若い人に交替しました。
でもエレベーターはドアを開いて彼女を待っていました。
エレベーターは数秒誰も乗らないと1階に戻ってドアを開いているように
設定されていたことを彼女は知りました。
その夜、彼女は自殺しました。
ほんの小さな思いやりすら、もうこの世には自分のためには残っていなくて、
「ばばあ、どけよ」しかもう自分にはないことを知ったからでした。
自殺してうつぶせになりながらドクドクと血が流れて沁み込んでいるカーペットを
彼女がぼんやりみながら、誰かが発見してくれるのはどれくらい後なのだろう。
腐臭がしてからか、白骨化してからか。
そんなことを考えているときに目が覚めました。
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