こんな夢を見ました。
扉のない部屋の中でわたしはクラシックな赤い別珍のソファにもたれていました。
近くには精神に障害があるのかもしれないと感じられるほど陽気で、
独り言をずっと言ってて何もコミュニケーションを取れない男性がひとりと
人懐こく、膝に甘えて飛び掛ってくるロングコートのチワワが一匹いました。
チワワがしばらくじゃれて甘えてまたちょっと離れて遊んでて、
またわたしのほうにじゃれついてくると、片耳と胴体の片方がありません。
鋭利な刃物でスライスされて、肉が見えていますが、
切り口が冷凍スプレーで凍らされています。
「誰がこんなことを・・・」
狂ってそうな男性のほうを見ましたが、彼はTVを見ながら独り言を言って
踊ったり笑ったりしているだけです。
チワワがまた姿を消しました。
「病院に連れて行こうと思ったのに。
どこに行ったのかしら。」
探すと外にいたらしく、入り口からまた嬉しそうに駆け寄ってきて、
飛びついてじゃれます。
が、今度は身体と頭の3分の1くらいスライスされてて、また冷却スプレーで
その箇所が凍っている状態。
「凍らされて切られてると、痛みがないのかしら。
でも内臓も半分切られてるのに、死を自覚してないと
まだ生きているものなのなの?」
不思議に思いつつも、やがて冷凍が解けると、激しい痛みに襲われて
このかわいらしく懐こい子は死ぬのかしらと心配で悲しくなりました。
と、またチワワがいません。
すぐにまた外からうれしそうにチワワが駆け寄ってきました。
悲しくて何も言えません。
チワワはもう4分の1か5分の1ほどのペラペラした紙のような状態。
内臓も脳もありませんでした。
「こんなになっても痛みや死を自覚してないと生きているものなんだ・・・。」
もう1度チワワがきたとき、もうほんとにわずかな皮に肉がついている状態で
あたまはうっすらと耳と頬の皮が残っているだけの状態。
寄ってきてももうじゃれている顔もみえません。
でもこんなになっても喜んで寄ってきてるのがわかるのです。
悲しみとともに、もうこの子はどこも切るところがないことに気づきました。
急に次は自分がされるんじゃないかと怖くなりました。
「これはこの狂ったように見える人がしたことなのだろうか?」
そう思って部屋を出ようとしたときに、部屋の外にもうひとり男性がいたことを
知りました。
わたしと目が合うと、すっと隠れてしまいました。
「あの人がしたのだろうか?」
部屋の外に出るのが危険なのか、この部屋にいるのが危険なのか、
2つに1つです。
どちらかが助かり、どちらかが死ぬ、さあ、どっちに賭けようか。
そう緊迫して迷っているところで目が覚めました。
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